ソフトウェア・ビデオスイッチャーのvMixにはSRTプロトコルでの映像伝送機能が標準で搭載されており、無料版でも利用が可能です。この記事ではvMixを利用した映像伝送の実験をレポートします。

 上の動画は、受信側で再生している模様で、2段表示されている時計の上段(白)はリモート側(送信側)の時刻、下段(黒)はローカル(再生側)の時刻をそれぞれ秒単位で表示させたものです。レイテンシは概ね100ms以下となっており、音の途切れなどもなく実用十分であることがわかります。

 続いてネットワーク接続図を示します。

 受信側(拠点A)と送信側(拠点B)はそれぞれ離れた別の建物の中に設置してあり、双方ともNTTのフレッツ光NEXTでインターネット接続されています。双方の拠点にあるそれぞれのPCにはvMixが起動していて、またインターネット上にあるVPNサーバー(さくらのVPSを利用)を経由したL3-VPNで接続されています。これにより、双方のパソコン間の通信は第三者には漏洩しにくい状態で通信が可能となっています。

 それぞれのPCには、vMixでSRT伝送を行う設定をしてあります。

 拠点A(受信側)のvMixは「Caller」の設定をしており、拠点B(送信側)のPC(172.16.0.101)に対してSRTの接続要求を行います。送信側のvMixは「Listener」の設定をしており、接続要求のあったSRTクライアントに順次接続を許可していきます。なお、送信側はListenerである必要はなく、受信側をListenerに設定し、送信側から接続要求をすることも可能です。この場合、受信側は常に待機状態となり、送信側から接続があり次第再生を開始します。

 さらに、vMixのSRT機能は、双方向で設定することも可能です。このため、中継音声の伝送と、出先への送り返し音声の伝送を1台のPCで実現可能です。

 このSRT映像伝送機能は無料版のvMixでも利用可能です。Office Stray Catでは送信側の対向PCを用意していますので、接続実験をご希望のお客様はご連絡ください。接続情報をお渡しします。

 また、SRTを利用した簡易コーデックの設置も承ります。

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