Raspberry Piは5,000円程度で購入することが可能なワンボードマイコンで、ARM系のプロセッサを搭載しており、LinuxをベースとしたOSを動作させることが可能ですが、じつはARM版のWindows10を動作させることも可能で、最近のリリースではx86アーキテクチャでビルドされた32bitアプリであれば、エミュレータで実行が可能となりました。その機能を利用し、Raspberry PiでRadioDJが動作したので、そのレポートです。

実験に利用したのは次の環境です。
・Raspberry Pi 4B(8GB)
・ARM版Windows 10 Pro

ここに次のソフトウェアをインストールしました
・MySQL Community Server 5.7(x86-32bit)
・RadioDJ v2.0.0.6

上の画像が動作中の画面です。タスクマネージャの表示を見ると、概ね安定して動作している状態であるのがわかります。RadioDJの基本動作であるランダム選曲やレベルを検出したクロスフェード、スケジュール機能等が良好に動作しました。

ただしいくつかの制限もあり、現在ビルドされるARM版Windows10では、Raspberry Piのオンボードで提供されるサウンド機能やWiFi機能にアクセスすることができないため、USB Audio ClassのUSBオーディオインターフェースの用意と、有線LANケーブルの接続が必須となります。

また、32GB以上のSDカードにARM版Windows10をインストールしようとすると起動できない不具合があるようで、音楽などを保存するストレージを別途用意する必要があります。弊社で実験した例では、Raspberry Pi本体のUSB3.0端子に外付けHDDを接続、またLAN上に設置したNASをネットワークドライブとして認識させる方法、いずれの方法も可能でした。放送局などで利用される場合は、NASを利用する方法がBESTだと思います。

Office Stray Catでは、Windows10+Raspberry Pi 4の環境構築をお手伝いします。

※なお、ARM版Windows10を利用するにあたっては、Windows10のライセンスを購入する必要があります。

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