ラジオオートメーションは、主にアメリカ国内のラジオ局に多く採用されている放送システムで、日本でいうAPSからミキシング機能を省いたもの、と言われています1つのスタジオしか持たない小規模な放送局で効果的に扱うことができるシステムで、現状APSを持たないまま開局したコミュニティ放送などではアドイン的な使い方も可能です。
自動演奏
多くのラジオオートメーションには、自動演奏機能が搭載されており、予め登録されている楽曲をランダム(もちろん、ジャンルなどの条件付きで)に演奏することが可能です。さらに、プレイリストを制作して、指定した楽曲を自動演奏させたり、またはスケジュールによって指定した楽曲やプレイリストの再生、または番組音声の再生などが可能となっています。この機能を利用することにより、楽曲のデータさえあれば衛星番組の再送信などを利用することなく音楽放送を実現でき、さらにAPSがなくても録音番組の自動放送が可能となります。
オーディオ・デリバリー
ラジオオートメーションには、音声のデータをすべてデータで保持するという前提があるため、オンエアしたい楽曲のCDをCDラックから探し出すという作業がなくなります。パーソナリティ(もしくはディレクタ/エンジニア)は、ラジオオートメーションの画面上でオンエアしたい楽曲名やアーティスト名をを入力するだけで、希望する音源を表示させることができます。見つけた音源はすぐにオンエアすることもできますし、キューに並べて順次再生することも可能です。
運行・制作支援
この他、ラジオオートメーションは同じネットワーク上に複数の端末で起動できるため、放送中であっても他の端末で音源の登録やプレイリストの作成、さらに別の端末でスケジュールの登録や変更を行うことができます。個別の端末で実施した作業はすべての端末で共有することができるため、「スタジオが空くまで作業ができない」といったことがなくなり、業務効率化が履かれます。
RadioDJ
Office Stray Catでは、ラジオオートメーションの中でもとくに安定性の高い「RadioDJ」の利用を推奨しています。すべてのデータ(楽曲やスケジュール等)をデータベースで一元管理するため、複数端末での管理がしやすく、また、データベースサーバーを別途用意することで、RadioDJ用の端末を入れ替える場合や追加する場合でもデータの移行が発生せず、柔軟に端末の設置・除却ができます。またRadioDJ自体は無料で利用が可能です。
弊社でデモとして動作している状況を下記でお聞きいただくことができます。
導入のご相談
弊社ではRadioDJのシステム導入をお手伝いさせていただいています。RadioDJ単体での導入から、NAS(ネットワーク接続型HDD)とDBサーバを中心とした中~大規模なシステム構築まで、幅広くご提供いたします。さらに、月々のお支払いによるサポート付きのシステムレンタルもご用意。ぜひご検討ください。
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