NDIはネットワーク経由で接続された端末間で音声や映像を伝送するためのプロトコルでの一つで、基本的なツールが無料で公開されています。ここでは、NDI Toolsを利用した音声(映像)伝送環境を構築します。
【NDI Toolsの入手】
伝送に仕様するパソコン2台(送信側、受信側)を用意し、それぞれにNDIのサイトからWindows用のNDI Toolsをダウンロードし、インストールします。この際、メールアドレスの登録が必要で、登録されたメールアドレスにダウンロード用のリンクが届きます。(ダウンロードしたファイルは2代のPCにインストール可能です)
インストールが完了すると、NDI Launcherが起動します。起動しない場合は、デスクトップに追加されたNDIのアイコンをダブルクリックしてください。
【送信側】
オーディオインターフェースを接続し、任意の音声を入力します。続けて、NDI Launcher(またはスタートメニュー→NDI配下)からScreen Captureを起動します。起動するとWindows画面右下のタスクトレイにNDIと書かれた緑色のアイコンが登場します。コレを右クリックするとコンテキストメニューが表示されるので、次のように設定します。
Webcam Video Source → None
Webcam Audio Source → 音声を入力しているオーディオインターフェース
この状態で、オーディオインターフェースに入力された音声が伝送されます。
【受信側】
NDI Launcher、またはスタートメニュー→ND配下からStudio Monitorを起動します。続けてStudio Monitor内左上にあるメニューボタン(三重線)をクリックし、送信側PCの名前が表示されたら、その中にあるAudio Onlyをクリックします。
正常に接続されると、送信側のvMixに入力されている音声がほぼ無遅延で再生されます。再生している音声のレベルがStudio Monitor内左側に表示されます。なお、Studio Monitorを終了し、再度起動した場合、最後に接続していた接続先に自動的に接続します。
【さらに拡張するには】
なお、この仕組はVPN経由でも動作するため、高速インターネット回線に接続されている拠点間であれば、音声伝送や映像伝送が可能です。
【お問い合わせ】
Office Stray Cat
info@stcat.com
050-5891-8628